台風クラブ

1985年/ATG+東宝/相米慎二監督
出演/三浦友和、三上祐一、松永敏行、紅林茂、工藤夕貴、大西結花、天童龍子、渕崎ゆり子、会沢萌子、佐藤允、尾美としのりほか
物語。理恵(工藤夕貴)たちはある地方都市の中学3年生。台風が町を直撃した日の朝、寝坊して遅刻した理恵は制服のまま東京へ行ってしまう。一方、放課後の校舎内に閉じ込められてしまった三上(三上祐一)、健(紅林茂)、美智子(大西結花)、泰子(会沢萌子)、由利(天童龍子)、みどり(渕崎ゆりこ)は、台風の襲来とともに気分が高揚し、日常の鬱屈を晴らすかのように騒ぎ始める・・・

もう27年も前の作品であることに驚いてしまうのですが、リアルタイムに見た映画です。内容は筋らしい筋はなく、台風が去来する数日間に凝縮して思春期に特有の微妙で不安定で心情を描いたもの。登場するのは普通の中学生です。と言うのは、やれ不良だの妊娠だの三年何組ナントカ先生に出ていそうな特異な事件を起したりする中学生ではないと言う意味ですが、かと言ってこのぐらいの年代で何も問題を抱えていない子供などはおそらく1人もいないはず。ただそう言う普通の子供たちが取り上げられることがないのは、大きな事件が起こらないのではなかなかドラマになり難いせいでしょう。それをこの映画では台風が近づいて去って行くまでの不安感、高揚感、虚脱感に重ね合わせて上手く描いていたことに、当時は主人公たちとまだ年齢がさほど離れていなかったので甚く共感した印象があります。
尤も10代の感性から隔たった今となっては退屈だったりイライラしてしまう部分も多いです。特に、「おかえり、ただいま」とか言いながら女の子を追い詰めていく男子生徒なんかは思春期云々言う以前にただの精神異常としか思えないし、最後に「犬神家の一族」状態になってしまう哲学的な少年の選択は安直に思えます。
素人ばかりの子役たちのなかで工藤夕貴と大西結花はさすがに垢抜けていました。いい加減な大人の象徴であるダメ教師役を演じた三浦友和は、それまでの百恵の旦那、優等生と言うイメージを覆す好演でした。
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