ルパン三世(ルパンVS複製人間)

1978年/東京ムービー新社製作・東宝配給/吉川惣司監督
声の出演/山田康雄(ルパン三世)、小林清志(次元大介)、井上真樹夫(石川五右ェ門)、増山江威子(峰不二子)、納谷悟朗(銭形警部)、西村晃(マモー)、三波春夫(エジプト警察署長)、赤塚不二夫(大統領)、梶原一騎(書記長)ほか
物語。不二子の依頼でエジプトのピラミッドから「賢者の石」と呼ばれる石を盗み出したルパン。不二子にそれを依頼したのはマモーと名乗る謎の大富豪だったが、ルパンが偽物を渡したためマモーに狙われる…劇場版第1作。

昔テレビで一度見たはずですがあまりよく覚えていなかったので再見。割と旧ルパン初期のテイストに近いと言う評判なんですが… うーん、それほど面白くなかったです。
確かにルパンがあまりおちゃらけていない点なんかには好感持てるけど、お話がSFっぽいと言うより、SFそのものなことにまず興味が持てなくて、マモーがクローン技術によって1万年以上前から生きてきたとか、そのマモーと何故ルパンが対決しなければならないのかとか、基本的な部分からどうも入り込めませんでした。マモーとは何者なのか、宇宙人なのか?何故1万年以上も前にクローン人間を作る技術があったのか?と言う肝心なことが全くわからないままだし、その自称「神」とやらとの対決に勝ってしまうようなルパンの神格化にも付いていけません。あまりにも話の風呂敷を広げ過ぎですね。初の劇場版と言うことで、特別スケールのデカいことを描かなきゃいけないと気負い過ぎたんでしょうか。
不二子の過剰な「ルパン愛」にも違和感ありまくりで、当たり前ですけど面と向かって露骨に愛を表現するような不二子は旧ルの不二子じゃないし、新ルでもこんなじゃなかったよなあ?と。
またその不二子のことでルパンと次元、五ェ門が今更のように大喧嘩するのもかなり不思議です。なので、てっきり、まだ付き合って日が浅い頃って設定なのかと思ったら五ヱ門が「長い付き合いだった」って、どういうこっちゃねん。レギュラーメンバーのキャラクター性や距離感がイマイチ掴めなかったです。
絵柄は当時としてもちょっと古めかしい感じで、少なくとも東京ムービーの画調ではないですね。何か虫プロの「クレオパトラ」とか「千夜一夜物語」みたいな印象です。
声優さんでは、マモーの声をあてた西村晃さんはうまい役者さんだし個人的にも大好きな俳優さんですけど、映像で顔の売れている有名俳優さんを声優に使うと役より本人のイメージが先に出ちゃうのが難点。この場合も西村さんの演じているマモーじゃなくて、マモーを演じている西村さんの声としか聞こえなかったです。尤も、大部分の人が西村さんを知らない今となっちゃどうでもいいことかもしれませんが。
エンディングでルパン音頭(笑)を歌っている三波春夫は演技経験も豊富なだけあってさすがに台詞回しが様になっていましたが、ド素人の赤塚、梶原は完全な棒読み。ちなみに梶原の役柄「書記長」ってのは「ソ連共産党書記長」のことですが、一瞬何のことだろうと思ってしまったぐらい、ソ連も昔の話になってしまいました。
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