地球防衛軍

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1957年/東宝/本多猪四郎監督
出演/佐原健二、白川由美、河内桃子、平田昭彦、志村喬、藤田進、土屋嘉男、ジョージ・ファーネスほか
物語。富士山麓で大規模な山火事と山崩れが相次ぎ、続いて謎のロボット(モゲラ)が出現して村々を破壊する。やがて地底から巨大なドームが出現。そこは怪遊星人ミステリアン(頭領=土屋嘉男)の地球侵略基地だった…。

東宝と言うか日本初の宇宙人侵略映画。出演者も「ゴジラ」の平田&河内、「ラドン」の佐原&白川の両主演コンビに加え志村喬や藤田進など豪華で、土屋嘉男が顔の見えないマスクを被りミステリアンの頭領を熱演。
この映画を子供の頃はなかなか見る機会がなかったので、駄菓子屋で売っていた1枚5円の怪獣写真でモゲラの姿を見ては、どんな映画なんだろうと想像を膨らませていました。ところが漸くテレビで放映した時に見たら…モゲラは出番が少ない上、あっけなくやられちゃいました。「ウルトラセブン」のキングジョーみたいな侵略ロボットが暴れ回る映画を想像していたのが間違いで、この映画はあくまでミステリアンがメインでモゲラは添え物なんですね。
ミステリアンの要求は半径3キロの土地の割譲と地球人女性との結婚の自由と言う一見ささやかな?ものでしたが、現実には実力行使で土地を占拠し女性を拉致する悪辣なことをやっていたので、地球側も地球防衛軍を組織して全面対決。最後は、マーカライトと言う後に東宝特撮でお馴染みとなるハラボラ状の兵器でミステリアンを撃退。
ミステリアンはドームに閉じこもったまま積極的な攻撃は仕掛けてこないし、地球側の主戦力も黒煙を吐きながらのろのろ動いているアルファ号とベータ号と言うマヌケな飛行機なので、「地球防衛軍」と言うタイトルで想像されるほどの迫力はなし。人間ドラマとしては科学と愛郷心の狭間で揺れ動く平田昭彦の姿なんかも描かれていますが、「ゴジラ」ほど比重はありません。
もう1人の若き科学者役の佐原健二はあまり科学者らしく見えないせいか、ミステリアンの基地に潜入して拉致された白川由美と河内桃子を救出する、頭脳労働より肉体労働の場面で活躍。ほかに見所としたら、モゲラ襲来のさなかに白川由美がお風呂に入っていると言う、それ自体としては物語の展開上に何の意味もないシーンがありますが、これはサービスシーンでしょうか。
リチャードソン博士を演じたジョージ・ファーネスの本業は弁護士。東京裁判では重光葵元外相の弁護を担当し戦勝国が裁く法廷で平等を維持しようと努めた人で、その後も日本に残り法律事務所を開く傍ら俳優業にも勤しんだ変り種。70年代後半にもまだ現役の俳優として活躍していて、NHKの「日本の戦後」シリーズ(1978年)じゃ東京裁判のウェブ裁判長を演じていました。
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