宮本武蔵

1973年/松竹/加藤泰監督
出演/高橋英樹、田宮二郎、松坂慶子、倍賞美津子、任田順好、木村俊恵、細川俊之、佐藤允、穂積隆信、笠智衆、加藤嘉、加藤武、浜畑賢吉、仁科明子 フランキー堺ほか

吉川英治の有名な剣豪小説を宮本武蔵=高橋英樹、佐々木小次郎=田宮二郎、お通=松坂慶子、又八=フランキー堺などの配役で描いた時代劇映画。関ヶ原から巌流島までを148分と言う短い時間の中に押し込めているので、省略が多くダイジェスト版のような内容です。例えば前半宮本村を飛び出したと思ったらもう数年後の吉岡一門との戦いになっているし、後半は細川家の剣術指南役を巡る前哨戦がメインで肝心の巌流島などは一瞬で終わってしまう始末。その一方でお杉おばば(任田順好)の武蔵・お通への怨恨などに時間を割き、終盤ではもう時間が押しているのにお通をだまし討ちしたお杉の取っ組み合いシーンが延々続くと言う有様なので、武蔵が出ていない場面も多い。個人的に興味があったのは武蔵より田宮さんの小次郎です。
田宮さんの時代劇出演はこれと「必殺仕掛人」(映画版)、あとは若手時代のチョイ役がある程度。長身腰高の体型やバタ臭い顔立ちが不向きだったのでしょうが、それにしても田宮さんほど時代劇に出なかった映画スターは珍しく、例えばあの裕次郎だってもっとやっています。小次郎役には、武蔵がガタイのいいヒデキなので体格で引けをとらないと言うことで選ばれたのでしょうか。ニヒルなキャラクターも小次郎向きです。
とは言え時代劇は不慣れなだけに、黙っている時はカッコイイんですが、台詞を喋りだすとやっぱり時代劇っぽくないし腰付きも何となくぎこちない。ただ長身なので、あの物干し竿と言われた小次郎の長剣を背負った姿は様になります。
高橋英樹の武蔵はお通を犯そうとして拒否されたり小次郎にビビッたり、人間臭くて好感が持てますが、いかんせん時間が短くて人物像を描ききるまで至っていません。松坂慶子のお通は可も不可もなくというレベルでしたが、フランキーの又八は年をとり過ぎでしょう。
そう言えば高橋・松坂のコンビは、この同じ年に放映された大河ドラマ「国盗り物語」では、信長と濃姫でした。あれから約40年、ヒデキはそんなに変わっていませんが松坂さんは…。
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