眠狂四郎卍斬り

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1969年/大映/池広一夫監督
出演/松方弘樹、南美川洋子、松岡きっこ、田村正和、しめぎしかこ、中谷一郎、内田朝雄、加藤嘉ほか
物語。眠狂四郎(松方弘樹)は岸和田藩江戸留守居役内藤主水(永田靖)に主君寵愛の女中理江(南美川洋子)を犯すよう依頼される。理江は薩摩藩の間者だったのだ。岸和田、薩摩両藩の争いに巻き込まれた狂四郎は薩摩藩の刺客に襲われるが、その中の一人、混血の剣士梅津一郎太(田村正和)におのれの姿を見た…。

松方版の2作目。良くも悪くも松方の狂四郎に個性が出てきたし、監督も雷蔵版以来のエース池広だけに1作目に比べるとずっと面白くなっています。尤もそれが観客に受けたかどうかは別の話で、結局松方版は2作限りで打ち切り。
物語はのっけから腰巻姿で半裸の女をエサに岸和田藩の屋敷に呼ばれた狂四郎が、女を犯してくれと露骨な依頼を受ける、エグイ直球のプロット。その後も出てくる女と言う女を理屈抜きに犯しまくります。雷蔵さんの時は助力の代償に操を頂戴すると言う前提で実際は頂戴しないことも多かったのですが、松方の場合は操だけ先に頂戴しておいて「助けるとは言わなかった」とうそぶく鬼畜ぶり。上品だった雷蔵さんと同じことをやっていても味が出ないとわかったので、ここで一気に松方の地金を反映した形なのでしょうか。
狂四郎が女を抱いたまま5メートルぐらい横っ飛びしたり、木の上まで直角に飛び上がったり、やることも突拍子ないし、ぶった斬られた両腕が飛んだり血がドバドバ吹き出たり、グロ描写も過激化。このあたりは主演者の違いもありますが、70年代の劇画調時代劇を先駆けている感じもします。
田村正和は狂四郎と同じ異人との混血の剣士と言う設定。後にテレビシリーズで狂四郎演じるだけに、何やら狂四郎が2人いるような感覚。この頃もう既に例のボソボソ喋りも完成されています。
南美川洋子は渥美マリなどともに大映5人娘として売り出されたものの、ハレンチな映画にばかり出されるのが意に沿わなかったのか倒産を待たずに引退。その後 70年代後半に復帰してテレビの「続あかんたれ」他1本に出演しましたが、それっきりすぐまた消えてしまいました。清楚で知的な美人だったのに、もったいない。映画界に入った時期や会社、使われ方に運がありませんでした。
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