不知火検校

1960年/大映/森一生監督
出演/勝新太郎、中村玉緒、近藤美恵子、丹羽又三郎、安部徹、須賀不二男、伊沢一郎、丸凡太、ほか
物語。生まれつき盲の杉の市(勝新太郎)は幼い頃から悪知恵に関しては天才的。不知火検校(荒木忍)に弟子入りしてからも旅人を殺して大金を奪い、借金の弱みにつけこんで旗本(丹羽又三郎)の奥方(中村玉緒)を犯して強請り自殺に追い込むなど悪事を重ねる。ついには強盗一味と手を組んで師匠を亡き者にして自らが検校にのし上がるが…

勝新扮する座頭が非道の限りを尽くすピカレスク時代劇で、座頭市のきっかけになった作品。勿論座頭市と違って仕込み杖はふるわないし、また座頭市はこんな悪人ではありませんが、目明きを手玉に取って活躍する小気味よさは共通。実際どんなえげつない悪事を働いても痛快だし、このままで終わりまで行ってもよさそうに思えたものでしたが、そこは勧善懲悪、因果応報で、結局は昔の小細工が巡り巡って墓穴を掘り悪事露見。それでも白を切り悪態を付く往生際の悪さで大悪党の美学を完結します。勝新は出世作となったこの役を気に入り晩年も舞台で演じていたようだし、最後まで人前で本心を見せない杉の市の生き様は、喉頭癌で入院しても記者会見でタバコをふかしてワルぶってみせた勝新本人を連想させるかも。
雷蔵の相手役が多かった玉緒と勝新はこれが事実上の初共演。頭が弱く杉の市にいいように使われている幼馴染役の丸凡太は、後に悪名シリーズでも勝新の幼馴染役。
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