雅羅倶多館

1960~80年代のテレビドラマや映画を中心にあらすじや感想を書いています。

赤いハンカチ

1964年/日活/舛田利雄監督
出演/石原裕次郎、浅丘ルリ子、二谷英明、金子信雄、川地民夫、笹森礼子、桂小金治、芦田伸介、ほか
物語。横浜の刑事、三上(石原裕次郎)と石塚(二谷英明)は麻薬の密輸に関わっていたおでん屋のおやじ・平岡(森川信)を参考人として連行するが、石塚の拳銃を奪って逃走しようとした平岡を三上が誤って射殺してしまう。 4年後、警察を辞め北海道で土方をしていた三上を土屋警部補(金子信雄)が訪ね、事件に裏があること、石塚が今は大実業家となり平岡の娘・玲子(浅丘ルリ子)と結婚していることを告げる。三上は真相を確かめるため横浜に帰ってくる…

裕次郎の同名ヒット曲に因んだ映画。タイトルは内容を全然反映していないが主題歌に使われているほか劇中で裕次郎が歌う場面が3,4回あり。
裕次郎がおでん屋のおやじを射殺するように仕向けたのは二谷の計画で、奪った麻薬ルートから得た金で成功を掴んだ、と言うのが事件の真相で、一応推理サスペンス物になっているが緻密ではなく、主眼は裕次郎、二谷、ルリ子の人間関係と葛藤。ただそれも"裕次郎に必ず惹かれるルリ子" "裕次郎に必ず敵愾心を抱く二谷"と言う公式の上に乗っかっているので人間描写は緩いが、3人のキャラクターと演出力で見せる物になっている。ラストシーンを筆頭に「第三の男」の影響多数。この頃の裕次郎は少しふっくらし、湘南のお兄ちゃんから大人の男を演じる俳優に脱皮し始まった頃か。裕次郎の肥満もこの程度で止まっていれば良かったのに。


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