炎の肖像

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1974年/日活/藤田敏八+加藤彰監督
出演/沢田研二、秋吉久美子、原田美枝子、中山麻理、佐野周二、朝丘雪路、悠木千帆(樹木希林)、地井武夫、大門正明ほか
物語。人気ロック歌手のジュリー(沢田研二)は海辺でチンピラ(大門正明)と喧嘩してボロボロになってホテルに帰り、年上の恋人・絵里(中山麻理)と激しくベッドで抱合う。ジュリーが絵里を捨てて去った後、絵里は電車に飛び込んで自殺する。東京に戻ったジュリーの部屋をきりこ(秋吉久美子)と言う少女が訪ね、死んだ絵里の妹ひろ(原田美枝子)と会って欲しいと言う…。

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ジュリーこと沢田研二の初主演映画。役柄はジュリーと言うニックネームのロック歌手。つまりアイドルがアイドル自身を演ずるありふれた手法。明確な筋はなく、華やかなステージと裏腹にプライベートでは倦怠と孤独に包まれているジュリーの姿が虚構を交えて描かれ、合間合間に実際のライブの模様などが織り込まれる趣向。バックバンドで体をくねらせながらベースギターを奏でる岸部一徳(当時修三)の姿も見られます。尤もアイドル映画にしては結構過激なベッドシーンではジュリーが中山麻理の巨乳をわしづかみしたり、秋吉久美子の小振りの胸にむしゃぶりつくシーンも。渡辺プロに縁の深い東宝ではなく日活で製作・公開したこと自体にアイドルから大人の男へと脱皮したジュリーをフィーチャーしようという意図が感じられますが、当時のファンはやはりショックだったんでしょうか。映画として見るべきところはなくコアなジュリーファン以外にとってはどうでもいい内容ですが、70年代の風景とかデビュー間もない秋吉久美子や原田美枝子の初々しい姿は楽しめます。
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