ノストラダムスの大予言

1974年/東宝/舛田利雄監督
出演/丹波哲郎、黒沢年男、由美かおる、司葉子、山村聰、鈴木瑞穂、竜崎勝、平田昭彦、小泉博、ほか
物語。三代に亘ってノストラダムスの予言を研究している環境学者の西山玄学(丹波哲郎)は公害による地球環境の悪化を訴えていた。ある日、東京湾の夢の島に巨大ナメクジが発生したのを発端に、世界各地で次々と異常現象が続発。更にSST事故によるオゾン層の破壊で大災害が勃発し、日本中が大混乱に陥る…

「日本沈没」で空前の配給収入を上げた東宝が二匹目の泥鰌を狙ったパニック映画。差別描写があったとイチャモンがついたせいで今は封印されているようですが、その気になれば海外のノーカット版DVDで視聴可能。
原作は小説じゃないのでオリジナル映画脚本によって話が作られているわけですが、「日本沈没」と違って明確なストーリーはありません。最初のうちは丹波演じる学者が自然破壊の危機を警告するオーソドックなSF映画らしく始まるものの、途中からは脈絡なく丹波の大演説とその内容に沿って起きる大災害と異常現象がイメージ映像のように列挙されるだけ。最後は、妄想か現実かわからないような最終戦争と、それによる終末後の世界が提示されて終わります。全編を通じて朗々と現代文明を喝破する丹波哲郎入魂の大説教、ノストラダムスの予言の詩を朗読する岸田今日子の陰々滅々たるナレーション、富田勲の奏でる不気味なシンセ音楽にかぶせて映し出される終末絵図の数々…殆どカルト宗教の洗脳映画と変わらないノリです。
絶望して自暴自棄になった若者がバイクごと崖から飛び降りて集団自殺したり、「死」と書いたマストを立てた船で沖へ向ったり。或いは暴徒と化した群集がスキンヘッドの苅谷俊介を先頭にスーパーを襲うシーンありーの。今見ると失笑もんですが、現実に石油ショックで日本人のパニック体質を露呈した当時としてそう大袈裟な描写でもなかったのでしょう。ちなみにこれなんと文部省推薦で、併映はあの「ルパン三世念力珍作戦」。
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