雅羅倶多館

1960~80年代のテレビドラマや映画を中心にあらすじや感想を書いています。

赤穂城断絶

1978年/東映/深作欣二監督
出演/萬屋錦之介、千葉真一、渡瀬恒彦、近藤正臣、峰岸徹、原田美枝子、岡田茉莉子、西郷輝彦、金子信雄、丹波哲郎、三船敏郎ほか
物語。赤穂藩主の浅野内匠頭(西郷輝彦)は江戸城中で吉良上野介(金子信雄)に刃傷に及び、内匠頭は切腹、お家は断絶。城代家老の大石内蔵助(萬屋錦之介)は藩士から誓紙血判を集め、時節到来まで隠忍自重することを約し、ひとまず開城のむねを発表するが…。

大ヒットした「柳生一族の陰謀」に続く時代劇大作映画の第二弾。しかし前作と違って古臭い素材が受けなかったのか興行的には失敗した模様。新機軸としては赤穂浪士たちの討ち入りを「幕府への反逆」と解釈した点、近藤正臣演じる浪士がなかなか決起の日が来ないことに耐え切れず脱落して妻の原田美枝子ともども破滅してしまう様を描いた点など。上野介の内匠頭いじめは端折っていきなり松の廊下から話が始まったり、内蔵助が垣見何某を偽って江戸まで道中する話するとか赤垣源蔵の徳利の別れの話のような忠臣蔵で定番のエピソードはあまり出てきません。
例によってヨロキンは歌舞伎がかった大芝居ですが題材が題材なだけに「柳生一族」の時ほどの違和感はありません。反対に不破数右衛門役の千葉ちゃんはキャラが浮きまくり。東映にとっては”外様”の峰岸徹(堀部安兵衛役)とか森田健作(間十次郎役)あたりが活躍するのは意外。三船さんは吉良の隣屋敷の旗本土屋主悦役で顔見世の出演。
ちなみに深作監督の当初の計画では金子信雄が大石でヨロキンが吉良だったとか。あーそっちの方が見たかった。
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