雅羅倶多館

1960~80年代のテレビドラマや映画を中心にあらすじや感想を書いています。

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疑惑の影

1943年/アメリカ/アルフレッド・ヒッチコック監督
出演/テレサ・ライト、ジョゼフ・コットン、マクドナルド・ケリー、パトリシア・コリンジ、ヘンリー・トラヴァース、ウォーレス・フォード ほか
物語。カルフォルニアのとある町。ニュートン家に妻エマの弟・チャーリー(ジョゼフ・コットン)が十数年振りで訪れる。一家は歓待するが、特に喜んだのは叔父と同名を付けられた長女のチャーリー(テレサ・ライト)だった。だがチャーリー叔父の不審な様子に姪のチャーリーはやがて彼が新聞に載っていた未亡人殺しの犯人ではないかと疑い始める…

これは昔テレビで見たと思ったのによく覚えていなかったので再見。ヒッチコックのものとしては平凡です。
物語の舞台は静かな田舎町の平和な中流家庭内に限定され戦後のヒッチコック作品にイメージされる冒険サスペンス物とはだいぶ趣きが異なります。でもそれがつまらなかった理由ではなく、姪のチャーリ一人が叔父を疑って葛藤する心理サスペンスがもっと長く続けばいいのに、途中で刑事がやって来てしまうために、割と早い段階で疑惑が疑惑でなくなっちゃう。そのくせ刑事は姪のチャーリーに任せっぱなしで何もしなかったり、若い方の刑事がよくわからないうちにチャーリーと恋仲になっていたりで、要らない話が入っているのも興を削ぎます。
かたや、叔父のチャーリーもわざわざ未亡人殺しの新聞記事を切り抜いたり、イニシャルの違う指環を姪に送ったり、まるで疑ってくれといわんばかりの不自然な行動が大杉。しかも姪が自分を疑っていると言っても事件現場にいたわけでない姪は何の証拠も握っていないのに、殺そうとするのは意味がありません。いかに叔父のチャーリーが異常で神経過敏になっているにしても、話が強引過ぎますね。全編に流れる不吉な「メリー・ウイドウ・ワルツ(陽気な未亡人)」は効果的で印象的です。


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