女番長ブルース 牝蜂の逆襲

1971年/東映/鈴木則文監督
出演/池玲子、天知茂、賀川雪絵、杉本美樹、一ノ瀬レナ、渡辺やよい、弓恵子、安部徹、山城新伍、ほか
物語。玲子(池玲子)は関西のズベ公グループ「アテネ団」の団長。マユミ(杉本美樹)サセコ(一ノ瀬レナ)らを率い非行の限りを尽くしていた。その玲子に愚連隊・北神会の次郎(流健次郎)と暴走族の英二(一ノ瀬謙)は惚れている。次郎はいずれ北神会が秋本組の幹部として吸収される日を夢見ていた。その頃アテネ団に前のボスだったジュン(賀川雪絵)が少年院から戻ってくる。一方秋本組では、組のためム所に入っていた土居(天知茂)が5年振りに戻ってくる…

「女番長(スケバン)」シリーズの第1作。1作目からいきなり「逆襲」ってのもよくわからんタイトルですが、同シリーズには単に「女番長」と言うタイトルの作品もあり、そっちは何故か4作目です。
話の筋は結構複雑で、玲子に対する次郎と英二の三角関係、その次郎に新入りのユウコ(渡辺やよい)が惚れ玲子との三角関係、更に前のボス・ジュンと玲子の対立関係、次郎を利用する秋本組との関係などが錯綜し、その一方で秋本組内部で昔気質の土居と組長(安部徹)の緊張関係や、土居と別れた妻(弓恵子)の微妙な関係etc… 人間模様が複雑に入り組みながら平行して進行し、加えて世相を反映してか翌年に返還を控えた沖縄問題などもちらりと絡めています。
が、表面的にはそんなことより所詮は池玲子を筆頭にズベ公女優たちが繰り出す脱ぎっぷりが見所のエロ&バイオレンス映画なわけですが、個人的にはそれも正直言ってどうでもよく、お目当ては専ら天知茂先生。
子供の頃、天知さんって見た目どおりのニヒルで気難しい人だと思っていたので、なんで娯楽作品にばかり出ているのかよくわからなかったし、晩年「AカップCカップ」などと言うB級コメディに出た時はセンセイ頭がおかしくなったのかと半ば本気で心配になりました。実は小難しいゲージュツより大衆を喜ばせる作品を好む人だったと知ったのは亡くなってずっと経ってからです。
この映画も一見、天知先生が出ている必然性が全くないどころか本筋とは関係ないサイドストーリーに終始。実利に走る組のやり方とは相容れない昔気質な男、一度は別れた妻と子供のためにカタギに戻ろうとするも、最後は組に裏切られ… と言う本来なら鶴田浩二が似合いそうな役柄を演じ独自の世界を構築しています。尤も、こんな映画にまさか鶴さんが出るわけないので、そこにはやはり天知先生が出る必然性があると言うことなのでしょう。それにしても天知先生がズベ公とどう絡むのか見る前は不安な思いだったのですが、結局最後まで主人公である池玲子とは殆ど絡まなかったことに、ほっとしたような、がっかりしたような。。
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