激突!殺人拳

1973年/東映/ 小沢茂弘監督
出演/千葉真一、中島ゆたか、風間千代子、志穂美悦子、山田吾一、川合伸旺、石橋雅史、山本麟一、遠藤太津朗、天津敏、オスマン・ユセフ、渡辺文雄、鈴木正文 ほか
物語。空手の達人・剣琢磨(千葉真一)は殺人や誘拐を請け負うプロフェッショナル。暴力団の牟田口(渡辺文雄)と香港マフィアの五竜会から日本に留学中のベルネラの石油王の令嬢サライ(中島ゆたか)の誘拐を依頼されるが、自分を信頼しない相手の態度に断る。剣は逆にサライの護衛に自分を売り込む。それを知った五竜会は殺し屋を日本へ送り込む・・・。

これは凄い。予備知識なく見てぶっ飛びました。何が凄いって、主人公である千葉ちゃんのキャラクターが完全に狂ってる。
まず冒頭、死刑囚志堅原(石橋雅史)の弟(千葉治郎)と妹(志穂美悦子)の依頼で兄を脱獄させた剣だが、金が払えないと分かるや弟を殺し妹を売春組織に売り飛ばす鬼畜振り。演じる相手が実弟の千葉治郎と愛弟子の志穂美悦子だけに、尚更千葉ちゃんの狂気が極立ちます。
石油の利権争いに巻き込まれて、と言うより自ら首を突っ込んで行った剣は香港マフィアの繰り出す殺し屋どもと死闘を繰り広げますが、これが半端なくエグい。目ん玉潰すわ、脳天カチわるわ、金玉引き千切るわ、やりたい放題。タイトルに違わず正に殺人拳のオンパレード。クハァァァァ~~ッ!っと息を吐く妙な空手の気合いだけが笑えます。関根勤が千葉ちゃんのモノマネする時の元ネタってこれだったのね。
剣が唯一人間らしい感情を見せるのは怪しげな日本語を使う相棒の中国人(山田吾一)が死んだときだけ。尤も顔をなでるのかと思ったら突然鼻の穴に指を突っ込むので、全く何考えてんだかわかりません。
主人公がこんなだからストーリーもハチャメチャで、誰が悪人だかよく分らない状況のまま最後は復讐に燃える志堅原と暴風雨の中で決闘。激闘の末、相手の喉ちんこ抉り取って立ち上がった剣がひっくり返りそうになるカットで唐突にエンドマーク。
狂気、凶暴、野蛮。折からの香港空手映画ブームに便乗した作品ですが、本家にはないダークでハードなカラーで成功を収めました。主人公があくどいのにそれほど不快な気はしないのは、根は明るい持ち味の千葉ちゃんだからでしょう。
対する敵役にも石橋雅史、山本麟一、遠藤太津朗、天津敏、渡辺文雄など癖のある俳優が勢揃い。特に宿敵を演じた石橋雅史は当時無名でしたが空手ができると言うことで抜擢されたそうで、てっきり元から東映の人かと思ってたら実は新劇出身と知って驚き。
当時18歳の志穂美悦っちゃんはまだ新人で、テレビじゃビジンダーやってた頃だと思いますが、太ももとパンツ露わに輪姦される汚れ役。逆に中島ゆたかが清楚なか弱いお嬢様役ってのも後年悪女役やってた頃しか知らないので新鮮な感じ。
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