ダラスの熱い日

1973年/アメリカ/デイヴィッド・ミラー監督
出演/バート・ランカスター、ロバート・ライアン、ギルバート・グリーン、ウィル・ギア、ジョン・アンダーソン ほか
物語。1963年6月、ファーリントン(バート・ランカスター)、フォスター(ロバート・ライアン)、ファーガソン(ウィル・ギア)らタカ派の政財界人が会合しケネディ大統領暗殺を計画する。ファーリントンは実行グループに暗殺の準備をさせる一方、陰謀をカムフラージュするためにリー・ハーベイ・オズワルドと言う男を囮に立てる…。

1963年11月にケネディ大統領が暗殺されてから今年で50年。しかしオズワルド単独犯を断定した公式報告書に対する疑問はいまだ後を断たず、真相は闇に包まれたままです。
この映画は事件の10年後に製作され、ケネディ暗殺が陰謀であると言う仮定のもとに計画から実行までをドキュメンタリータッチで描いています。つまり、後にオリバー・ストーン監督の「JFK」(1991年)が事件後に真相を暴いて行くものだったのとは逆のベクトルでアプローチしています。
「JFK」の場合は主人公が地方検事なだけに、直接手が届くのは下部組織とその周辺だけでした。そこで真相を知るX大佐と言う謎の人物を登場させて事件の背景を語らせていたのですが、この作品では首謀者そのものが登場して密議を企てるところから始まります。と言っても劇中で具体的に彼等の身分は明かされていません。ただ話のそぶりからどうやらCIAや軍部の元高官たちらしいと示唆される程度。なので隔靴掻痒と言うかドラマとしては話のインパクトが少し弱いですね。真偽は別として陰謀と言う前提で語るなら大統領暗殺と言う大それた計画は一介の元高官と少数の実行グループだけで実行できるものではなく、CIAやFBI等を組織的に動かす力がないと難しいでしょう。物語の展開も記録映像の多用がドキュメンタリー効果上げている反面、会話による説明的シーンが多く平板なので、ケネディ暗殺事件そのものに興味を持っていないとちょっと退屈な作り。事件後10年と言うタイミングでなら衝撃的だったことも今となっては物足りなく思ってしまうあたりに半世紀と言う時の重み感じるのでした。
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