大映俳優列伝(9)橘公子

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1971年に大映が倒産してから今年で46年ともなれば関係者の多くが鬼籍に入ってしまうのもやむを得ない。 存命の俳優も齢を重ね、16歳だった最後のスター関根恵子(高橋惠子)ですら既に還暦を越えている。だが大映発足時のスターで、末期にはその関根恵子とも共演した95歳の女優もいる。今回の橘公子だ。
1921年(大正10年)生まれだから先日亡くなった月丘夢路よりも1歳年上である。1936年(昭和11年)日活多摩川撮影所に入社し主演女優として活躍。1940年より日活京都に移籍し阪東妻三郎たちの相手役を務める。1942年の統合で大映京都撮影所に移籍。ここでもヒロインとして活躍していたが、戦後の1946年、池田富保監督の大同映画創立に応じたため会社の心証を害し役を落とされ退社。1950年に復帰し以後は脇役に徹している。
時代劇のイメージが強いが、若い頃の写真を見ると洋装の似合うモダンな美人である(水着姿のブロマイドすらある)。大映復帰の時点でも29歳の若さだっただけに、 その美貌が活かされることがなかったのは惜しまれる。
大映倒産前に退社したらしく、最後の作品は時代劇ではなく東京撮影所の現代劇「おさな妻」(1970年)で保育園の先生役を演じ関根恵子と共演している。その後は2、3のテレビドラマ出演があるだけで、70年代前半には引退したらしい。
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2002年9月に催された丸根賛太郎監督作品「狐の呉れた赤ん坊」(1945年・大映、橘公子出演)の上映会にゲストとして来場し、2008年には『映画論叢』のインタビュー記事に登場している。その後の情報はないが亡くなったと言う話を聞かないから今も健在だと思う。
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