大映俳優列伝(10)若杉曜子

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戦時中の1943年(昭和18年)、松竹は海軍報道部の企画で「大東亜戦争2周年記念映画」として「海軍」(田坂具隆監督)を製作した。国民の戦意を高揚する目的の国策映画で、海兵を目指す少年(山内明)が主人公の物語だ。最後は真珠湾攻撃が描かれているのだが、その部分は戦後アメリカにフィルムを没収されてしまったため残っていない。
この映画に本名の青山和子で出演し、主人公にほのかな思いを寄せる親友の妹エダを演じたのが当時14歳の若杉曜子だった。父親が松竹のスチールマンだったことから京都の撮影所へ遊びに行き、たまたまエダ役を探していたスタッフの目に留まったのである。
戦後、女学校を卒業して正式に松竹京都へ入社し、1949年3月公開の「麗人草」で若杉曜子に改名し水谷八重子(初代)の娘役に抜擢されている。
1952年、大映京都に移籍し「天保水滸伝 利根の火祭」で大映デビュー。この頃の出演作は「怪談佐賀屋敷」(1953年)しか見たことないが、当時はまだ清楚な娘役だったようだ。
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以後1966年に退社するまで80本前後出演しているが、後半は女郎、夜鷹などの汚れ役が多くなっている。出演作は1964年から極端に減り各年に2本ずつしかないが、これは1963年に結婚したためのようだ。最後の作品「眠狂四郎多情剣」(1966年)も娼家の女将役だった。
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