大映俳優列伝(17)三笠すみれ

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前回の記事で水木正子の最後の出演作が「刑事くん」だったと書いたが、「刑事くん」のゲスト出演者を見るとほかにも大映残党の俳優が多数出演していたようである。若手では八代順子、松坂慶子、篠田三郎、平泉征、ベテランでは高杉玄、千波丈太郎、目黒幸子、浜田ゆう子などである。
もう一人、しかもレギュラーで出演していたのが三笠すみれである。あまり聞いたことのない名前かもしれないが、大映末期の現代劇に出ていた若手脇役女優である。
1949年生まれ。1966年入社のニューフェイスと言うことなので、水木正子、津山由起子同様に篠田三郎や笠原玲子と同じ第18期だろう。はじめのうちは本名で端役で出ていたようだ。三笠すみれと言う名前でクレジットされたのは1968年1月の「関東女賭博師」が多分最初である。
同じくこの作品が初クレジット作だったと思われるのが甲斐弘子だ。後に「ガメラ対大悪獣ギロン」(1969年)で第十惑星人バーベラを演じたことで特撮ファンには記憶されているが、一般映画ではハレンチ物などの脇役を演じ、水商売系の役柄が多かった。1971年には大映レコードから「おんな素足の流れ唄」と言う曲(演歌?)で歌手デビューもしている。
三笠すみれも5人娘の「ある女子高校医の記録 妊娠」「ダンプ・ヒップ・バンプ くたばれ野郎ども」などに同級生役などで出ていた。似たようなポジションには米山ゆかり、川崎陽子などがいる。
5人娘が解体されて八並映子や関根恵子の時代になってもそのポジションは変わらず、特に「高校生番長」シリーズには4本全てに出演している。甲斐弘子同様に大映倒産まで在籍し、最後の出演は関根恵子主演の「遊び」だった。
甲斐弘子はそこで消えてしまったようだが、三笠すみれはむしろ大映倒産後の方が活躍している。
「だいこんの花」(1972年、NET)「ケーキ屋ケンちゃん」(1972~1973年、TBS)「刑事くん」(1973~1974年、TBS)などレギュラー出演が多く、ほかにも「ウルトラマンA」「東芝日曜劇場」などにゲスト出演している。ちなみに「ウルトラマンA」に出演した時は、次の週のゲストが八代順子だった。
76年に結婚を機に引退したようである。最後の出演は古巣とも言える大映テレビ制作の「夜明けの刑事」第96回(1976年12月8日放送)だった。
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