特捜最前線 第29、30話

第29話「プルトニウム爆弾が消えた街」
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核再処理工場が4人組の男に襲われた。犯人は射殺されたが、人質に取られていた研究員の重森(西田健)がプルトニウムとともに姿を消す。重森も犯人の仲間だったのだ。 重森がプルトニウム爆弾を造る可能性があるとして官房長官(中村伸郎)が神代課長(二谷英明)に極秘調査を依頼。神代は毎朝新聞社会部長宛てに届いた声明文の「第二のノア」と言う署名から重森の恩師・刈谷教授(山内明)を割り出す。重森は刈谷の唱えた、世界の核武装を止めさせるには個人で核兵器を製造してショックを与えるしかないと言う「第二のノア理論」に共鳴して、刈谷とともに計画を実行するはずだった。だが原子爆弾を完成させた重森は、刈谷の思惑を離れて独自の行動を取り始めていた…。

第30話「核爆発80秒前のロザリオ」
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原子爆弾を完成した重森は過激派「黒の義勇軍」のリーダー阿久津(本田博太郎)の釈放と30万ドル、そして逃亡用飛行機の用意を要求する。重森も「黒の義勇軍」メンバーだったのだ。政府は阿久津の釈放を決定する。だが心臓病を患っていた阿久津は護送途中に心臓麻痺で急死してしまう。ニュースでそれを知った重森は予告通り原爆のタイマーをセット。新宿駅のコインロッカーに隠す。その一方で刈谷の娘で恋人のミナ(新海百合子)を電報で呼び出し、安全圏まで一緒に逃げようとするが…。

「特捜」初の前後編物。特捜の扱う事件は幅広いのですが、その中でも最大規模のものでしょう。何せ原爆で東京を吹っ飛ばそうと言うのだからすごい。個人で原爆を製造保持する話と言うと、沢田研二主演の映画「太陽を盗んだ男」(1979年、長谷川和彦監督)を連想しますが、それより2年早く放送されています。
その犯人・重森役として特捜には欠かせないゲストの西田健が初出演。
しかし前編ではほとんど台詞がなく、捜査に走り回る特命課刑事の姿や神代課長と刈谷教授の対決が中心に描かれ、その途中途中にただ黙々と重森が原爆を製造し続ける映像がインサートされています。グローブボックスを使って原爆を製造して行く姿は「太陽を盗んだ男」でも見られました。
後編は重森の要求電話から一気に話がスパート。過激派リーダーの釈放と身代金、逃亡用飛行機を要求は日本赤軍のダッカ事件を連想させます(ちなみにダッカ事件発生は1977年9月28日、このドラマの放送日は10月19、26日)
後半で重森の個人的復讐心や刈谷にミナとの交際を禁じられた私怨まで飛び出して何だか話が少しぼけてしまった感はありますが、終盤の核爆発間際の緊迫感溢れる展開は鮮烈です。西田さんが新宿の街を駆けずり回り、二谷さんまで走りまくっています。
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釈放される過激派リーダー役を演じたのは無名時代の本田博太郎。しかし台詞は一言もなく、死にそうな顔で出て来たと思ったらホントにすぐ死んでしまいました。
ちなみにスケジュールの都合か前後編通して藤岡弘扮する桜井刑事は不在です。桜井にうってつけのスケールのでかい事件だっただけに画竜点睛を欠く形になってしまいました。
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テーマ:懐かしドラマ - ジャンル:テレビ・ラジオ

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