大映俳優列伝(27)小柳圭子

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個人的に大映の脇役に興味を持つきっかけとなった俳優の一人である。頻繁に出演クレジットを見かけるのにどこに出ているのかわからず、顔と名前が一致しなかったからだ。彼女も小林加奈枝同様に大部屋女優であったが年齢は遥かに若く、戦後デビューの女優である。
大阪府庁に勤務していたが新劇女優を志して劇団に入り、1949年(昭和24年)に大映京都撮影所へ入社した。ちなみに『日本映画人名事典』では48年の第1期ニューフェイスとなっているのだが、48年は第4期ニューフェイス(目黒幸子、中条静夫ら)なので辻褄が合わない。
また、『日本映画人名事典』はデビュー作を1949年10月公開の「痴人の愛」としているが、映連データベースには2月公開の「最後に笑う男」(大映東京)で既に名前が載っている。尤も大部屋女優はこの手のデータベースに出演記録が残らないことも多いので、どれがデビュー作なのかは本人以外わからないかもしれない。
大映倒産まで在籍して溝口健二作品や「眠狂四郎」シリーズ、「座頭市」シリーズ、「大魔神」シリーズなど数多くの時代劇に端役で出演している。大抵は台詞のある役なのだが、地味で特徴のない顔立ちなのでなかなか見付けにくかったりする。「妖怪百物語」(68年)では妖怪の一人、大首を演じ、スクリーンいっぱいに顔がアップで映るシーンもあるが、特殊メイクをしているので素顔ではない。
大映倒産後も女優を続けテレビ時代劇を中心に活動している。息子は俳優・劇団演出家の武見龍磨で、1988年の「暴れん坊将軍III」第32話には親子で出演している。

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