特捜最前線 第94話「恐怖のテレホン・セックス魔!」

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主婦の芝木洋子(八木孝子)の許へ毎日かかって来る性的なイタズラ電話。ノイローゼ状態になった洋子は知り合いの船村刑事(大滝秀治)に相談した。 だが犯人は洋子が刑事に相談したことを知るや犯行をエスカレートさせる。
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船村は電話の声を録音。電話をかけてくる時間帯と背後に聞こえる都電の音から場所と職業を割り出し、やがて森浦(西田健)という理容師が浮かぶ。
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だが証拠がない。イタズラ電話の現場を押えようとした船村は、逆に森浦の罠にはめられて辞職寸前にまで追い込まれてしまう。
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安心しきった森浦は洋子に電話をかけて幼い娘に手を出すと脅迫。怯えた洋子は森浦の呼び出しに応じ新宿駅西口へ向かう。
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森浦の幻影に理性を失う洋子。突然そばの公衆電話が鳴り出す。森浦からの電話だった。洋子を尾行していた船村と津上(荒木しげる)は、森浦が洋子の見える位置にいると思い周囲を捜す。だが森浦は洋子のすぐ背後にいた!…

良くも悪くも「特捜」を語る上ではずせないエピソード。ベストセレクションDVDでも堂々第1巻に収録されており(他に選ぶべきエピがなかったわけじゃなかろうに)サイコパス俳優西田健の名を不朽ならしめた?一作。西田さんの特捜サイコ物として個人的には「白い手袋をした通り魔!」(第264話)の方が内容は優っていたと思いますが、インパクトはこちらが大です。
尤もサブタイトルで想像するほどいやらしい話ではなく、犯人も性的変質者と言うより愉快犯、知能犯。むしろ警察を翻弄して愉しんでいる近年起きたPC遠隔操作事件の犯人みたいな奴で、特に後半はその色彩が強いです。
西田さんは「プルトニウム爆弾が消えた街」とは全く逆に前半は姿が見えず電話の声しか聞こえませんが、その中身はある意味で核爆弾級。
「ハアハア…奥さん…俺だよぉ…今ハダカなんだよ…ハアハア」
「ハアハア…奥さん…今一人なんだろ?…アンタのカラダは寂しがってる…」
「さあ、おいで…お前のそのおっぱいのほくろにチューしてやるよぉ…」
等々、低音でただひたすら囁き続けて人妻の理性を狂わせます。
その卑劣さ、執拗さに激怒し我を忘れた船村刑事が怒鳴りつけたのをこっそり録音していた犯人は、その声を編集したエロ電話の船村バージョンまで作成。そのテープを聞かされた船村刑事が真っ赤になって絶句するシーンは笑っていいのかどうか迷うところですが、まあ、笑っていいんでしょうね。
後半で犯人が姿を現し直接行動を取るようになって前半の不気味さをなくし、最後に奥さんを連れ出す目的も不明で犯人像はいささか分裂気味です。誰も不幸にならないし、神代課長(二谷さんの怪我でお休み中)を除く特命課メンバーが被害者と船村刑事を出迎える笑顔のラストは特捜に珍しく後味の良いエンディングです。

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西田さんの言葉責めに身悶える様子がとても色っぽかった八木孝子さんは、調べたら「帰ってきたウルトラマン」第50話(1972年)にゲスト出演しています。この時は女子大生役でした。
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ちなみに「帰マン」には西田さんがレギュラーの隊員役で出演していますが、同一フレームに映っているのはこのシーンだけ(左端)で会話はなし。
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関連タグ: 特捜最前線 帰ってきたウルトラマン

テーマ:懐かしドラマ - ジャンル:テレビ・ラジオ

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