大映俳優列伝(39)三木本賀代

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大映京都のフレッシュフェイスは1961年(昭和36年)に始まり、その第1期生の一人が細谷新吾こと日高晤郎だったことは前回述べた。
第2期、第3期は不明である。
豊作だったと思われるのが64年の第4期で、平泉征(平泉成)、西尋子(賀川ゆき絵)、森下昌子(司みのり)、大杉育美、そして三木本賀代たちがいた。
この中で一番期待されていたのが三木本賀代である。
プロフィールは不明で、三木本賀代と言う名前が本名なのかどうかもわからない。
出演クレジットに名前が載ったのは64年12月の「座頭市関所破り」が最初であろう。平泉たちのデビューは翌年のようなので、同期生の中ではたぶん最も早い。
翌65年は「座頭市二段斬り」「座頭市逆手斬り」「若親分」「若親分出獄」などに端役で出演した後、11月の「密告者」で初めてポスターにも名前が載っている。以後は「眠狂四郎無頼剣」(66年)「座頭市牢破り」(67年)や青春映画「若い時計台」など助演して順調にキャリアを重ね、68年8月の「座頭市果し状」ではヒロインに抜擢されるまでになっている。華奢で線は細いが可憐な容貌だった。
だが経営の悪化していた当時の大映に彼女を清純派として育て上げる余裕はなかった。作品の企画に刺激の強いものが求められ、京都撮影所でもエログロ物が中心に作られるようになっていたからである。
三木本賀代も安田道代主演の「秘録おんな蔵」「続・秘録おんな牢」(68年)や大映京都で撮影された変わり種の現代劇「性犯罪法入門」(69年)などに動員されている。それで嫌気がさしたのかどうかわからないが、69年6月の「女左膳・濡れ燕片手斬り」を最後にスクリーンを去り、そのまま芸能界からも姿を消してしまうのである。

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