大映俳優列伝(41)守田学

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1995年刊行の『日本映画人名事典』(キネマ旬報社)には映画に1、2本しか出ていないようなテレビタレントが収録されている一方で、個人的には載っていて当然と思う1950~60年代の脇役映画俳優の多くが漏れている。これは同書の原版となった79年刊行の『日本映画俳優全集』でも同様で、守田学は当時まだ現役だったにもかかわらず載っていない。
キネ旬データベースに載っている出演記録は1953年(昭和28年)12月の「にっぽん製」が最初である。だが、それより4年前の49年7月に公開された「虹男」でも既に出演クレジットされているので、48年か49年頃には大映東京撮影所に入社していたものと思われる。当初は殆どが端役で、役柄も新聞記者とか刑事とか善人側が多かった。「地上」(58年)では工場労働者の指導者役を演じている。
しかし62年、座頭市シリーズの第1作「座頭市物語」に飯岡の乾分・清助役で出演した頃からは京都撮影所で時代劇の悪役を演じることが多くなっている。窪んだ小さい目を鋭く光らせ、やくざの代貸や憲兵など冷酷非情な役柄がはまり役であった。その一方「眠狂四郎炎情剣」(65年)では無辜の罪で役人に追われる男を演じるなど役柄の幅は意外と広かったようである。
69年の「天狗党」出演を最後に大映を離れたらしく、70年からは芸名を守田学哉に改めて東映の「新仁義なき戦い」(74年)や若山富三郎主演の「極悪坊主」シリーズ(70年)などに出演している。
テレビドラマにも「遠山の金さん」(NET)「銭形平次」(フジテレビ)など時代劇を中心に80年代半ばまで出演していたが、85年2月22日放送の「ザ・ハングマン4」第21話を最後に出演記録が途絶えている。

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