特捜最前線 第118話「子供の消えた十字路」

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夏のある暑い日、船村刑事(大滝秀治)は自転車に乗った子供が車にはねられるのを偶然目撃する。だが即座に運転手が子供を乗せて走り去ったのを見て、船村を含む目撃者はてっきり病院に運んだと思い込んでいた。ところがどこの病院にもその形跡はない。
現場の目撃者は22人。だが車種、車の色、運転手の人相、服装などの証言がことごとく食い違い、船村さえ正確な記憶はない。
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やがてある病院からそれらしい子供が運ばれて来たと言う連絡が入る。医師(西本裕行)はオペが立て込んでいたためそちら優先し、戻った時に子供と運んできた男は姿を消していた。適切な処置をすれば子供の命に別条はないが、放ったままだと3時間から5時間が限界だという。特命課は全力を挙げて捜査にあたる。
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犯人の町田(秋元羊介)はこの日、長年の夢だったマイホームの契約日だった。だがすぐ不動産屋に金を持参しなければ別の買い手に売られてしまう。町田は罪の意識に苛まれながらも子どもを廃車のトランクに放置して不動産屋へ急ぐ。
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事故現場で懸命に車のナンバーを思い出そうとしていた船村は、ふとしたきっかけでナンバーを思い出す。そして町田を突きとめるが、残される家族のことを思う町田は頑なに犯行を認めようとない。船村の必死の説得で漸く廃車置場へ行くが、車がない。解体工場に運ばれた後だったのだ。解体工場に急ぐ船村たち。果たして間に合うのか…!?

オンエア当時、「特捜」は「見たいのに見たくない」「見たくないのに見てしまう」ドラマでした。やりきれない、救いのない話が多いので見るのが辛いのに、1週間経つとまた見てしまうから不思議。特捜のファンてマゾ体質だったんでしょうか。
このエピソードも最後まで見続けるのがなかなか辛いストーリーで、何事もなければ善良な人間が運が悪く交通事故を起こしてしまう。しかも苦労の末に、念願のマイホームを手に入れる寸前で、家では妻と3人の子供が首を長くして待っていると言う切ない状況。見ている者としてはこのまま逃がしてやりたくなる反面、しかしそれでは坊やの命がないので、心が引き裂かれそうになります。
しかも肝心の坊やの命が助かったのかどうかまで描かないのが特捜で、もし今リメイクしたら懇切馬鹿丁寧に回復した坊やの様子や、更には犯人とその家族の後日談までくどくど描きそうです。特捜に限らずこの当時のドラマは「視聴者の想像に預ける」終わり方で、考えさせられることが多かったように思います。
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テーマ:懐かしドラマ - ジャンル:テレビ・ラジオ

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