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雅羅倶多館

1960~80年代のテレビドラマや映画を中心にあらすじや感想を書いています。

大映の黒須兄弟

1950年代後半の大映の若手俳優に黒須光彦と言うのがいる。たいていは主に学生役で主役のまわりをうろちょろしている程度の端役だが眉毛に特徴があるので印象に残りやすい顔だ。
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46年の「お嬢様お手を」から出ているし、更に遡ると41年の大都映画「大空の遺書」にも名前があるので子役としての芸歴がかなり古かったことになる。
ついでに「氷柱の美女」のキャストを眺めていたら小林少年役が黒須幹彦と言う名前だったことに気が付いた。幹彦と光彦、ミキヒコとミツヒコで、漢字でも読みでも1字違いだし、 眉毛がちょっと違う気がするが面差しはそっくりだ。
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なのでてっきり同一人物かと思ったが、 その3年前の1947年「夜行列車の女」には幹彦と光彦が揃って兄弟役で出演しているのだ。と言うことは実際でも兄弟の子役だったようだ(幹彦が兄で光彦が弟か)。 幹彦の出演作はほかにも同じ47年の「看護婦の日記」や50年の「蜘蛛の街」など数本あるらしいので、弟(?)の後を追ってこちらも子役として活動していたと思われる。
幹彦は子役のまま辞めてしまったのだろうが、光彦のほうはそのまま大映に入り、60年の「暁の翼」あたりまで出演データがあるがその後は途絶えている。光彦と同時期に活動していた他の若手もこの頃から徐々に消えてゆき、代わって仲村隆や森矢雄二など60年代仕様の若手が主役のまわりを固めることになるのだ。

関連タグ: 大映

テーマ:俳優・女優 - ジャンル:映画